京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2023年2月市会がスタート!

2023年2月16日

2月16日、京都市会本会議が開かれ、2月市会(予算市会)がスタートしました。令和5年度京都市予算案や4年度補正予算案、持続可能な行財政運営を推進する条例案など、74の重要議案を審議します。会期は3月22日までの35日間という長丁場です。

門川市長が新年度予算案を踏まえた所信表明を行なった後、岡田副市長から各議案の提案説明。予算特別委員会や常任委員会に付託され議案は、さっそく17日の予算委員会から熱い議論がたたかわれます。

令和4年度補正予算は、国の緊急総合経済対策や市有地売却益等を財源に、138億9,600万を計上し、子育て支援(妊娠・出産で計10万円支給)や送迎バス安全対策、橋梁・道路・校舎等の防災減災対策、物価高騰対策(燃料費支援)などとともに、議員報酬削減分を財源にした救急車両購入が組み込まれました。

条例案は、職員削減や伝統産業ミュージアム入場料設置、外環沿線の高さ規制緩和などがあり、その他、伏見区関連では小栗栖小中一貫校の新築工事契約と元向島中学校跡地売却等が審議されます。

令和5年度予算では、集中改革期間の3年目として、迅速かつ的確な改革の結果22年ぶりに収支不均衡を克服し、基金取り崩しなどの特別な財源対策を「ゼロ」とする一方で、子ども医療費支援として自己負担額・月200円を小学6年まで延長(償還払い=立替の解消も実現!)が盛り込まれました。

それらに加えて、医療機関への支援や中小企業相談窓口強化、国民健康保険料率据え置き、ヤングケアラー支援、少人数学級、生物多様性センター設置など、公明党の主張が反映した予算案となっています。中学校給食制度の本格的な検討も予算化され、多方面から注目されます。

本会議代表質疑は、2月27、28日に行われ、公明党議員団からは28日10時過ぎから、大道義知議員(南区)、青野仁志議員(中京区)、兵藤しんいち議員(北区)の3名が登壇する予定です。当日はKBS京都テレビで生中継されるとともに、京都市会HPでインターネット中継もされます。ぜひご視聴ください!

令和5年度予算案の審議は3月1日から始まり、3つの分科会で局別質疑が行われた後、13、14日に総括質疑となります。市民の皆様からお預かりした大切な税金の使い道をシビアに検証し、市民生活に資する政策に練り上げていく議論が展開されます。私も副議長という重責にあり、円滑で実りある審議のために尽力する決意です。

ポピュリズムでは分断社会を招いてしまいます。公明党は一貫して、共生社会構築のために地道に市民目線の議論を積み重ねるとの決意で前進してきました。京都市財政危機克服という極めて重大な課題についても、公明党が合意形成をリードしています。今が正念場との決意で全力疾走で頑張ってまいります!