京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2020年7月度教育福祉委員会

2020年7月22日

7月22日10時から京都市会第2会議室で教育福祉委員会が開かれ、兵藤しんいち副委員長(北区)とともに出席しました。各会派の代表10名が25項目の一般質問を展開。コロナ禍の真っ只中で、福祉や教育の重要性や緊急性を実感した次第です。


[拡大図]ひとり親世帯臨時特別給付金について

保健福祉局に対しては「医療機関の感染防止体制や経営支援」「新型コロナ感染拡大対策強化」「市立病院クラスター対策」「飲食店クラスター等の情報発信の在り方」などが議論され、私は「高齢者や障がい者の熱中症対策」を取り上げました。

(1) 6月の府内における熱中症の救急搬送者数が前年同月比1.4倍に増加。新型コロナによるステイホームやコミュニケーション不足の影響だと心配している。しっかり分析していただきたい。
(2) 6月26日に全庁体制の熱中症対策検討チーム会議開催された。高齢者や障がい者への対応が大事。現場の実情を踏まえキメ細かくお願いしたい。
(3) 関東の1都8県で「熱中症アラート」が試行実施される。全国展開に向け、高齢者等が分かりやすいサポートを求める。

教育委員会に対しては、「不登校問題」「いじめ問題」「修学旅行対策」「学校の感染症・熱中症対策」「携帯電話持ちこみ問題」などが議論。私は「学校や幼稚園の校舎の抗菌」について質疑しました。

(1) マスクや消毒液の配布や備蓄を拡充することは重要だが、校舎を消毒するとか抗菌コート作業することも新たな対策ではないか。保護者や子どもの不安解消のためにも検討するべき。
(2) 他府県では校舎や送迎バスに抗菌コート実施したとのこと、京都市も第一段階で総合支援学校の送迎などで試験的に導入してはどうか。

子ども若者はぐくみ局には、「学童職員の働き方改革と待遇改善」「保育園等の感染拡大対策」などが質疑され、兵藤副委員長は「ひきこもり支援」を論じました。このテーマは他にも2人の委員が取り上げました。

私は、国の第2次補正で決定した「ひとり親世帯臨時特別給付金」について質疑。

(1) 特別定額給付金でDV避難者の掌握などが話題になったが今回は大丈夫か。
(2) 対象者の基準が6月分の支給を受けている世帯とのことだが、コロナの影響で離婚して家計が急変した人や他都市からの引っ越した場合もキメ細かく対応するべき。
(3) コールセンターは平日9時5時と時間制限があり大変。子育てアプリやLINEアプリ等を工夫し、スマホから気軽に問合せできる環境整備を求めたい。

理事者側から前向きな答弁がありました。これからも現場でお聞きした生の声を反映した市民感覚の政策提言が大事と痛感。調査研究を重ねていこうと思います。

8月も常任委員会が開催されます。9月は決算を集中審議する市会が約2か月行われる予定です。新型コロナとの戦いは長期になりますので、感染拡大防止と経済再起動の両立のため、極めて重要な局面にある京都市の諸課題を検証し、実り多い議論をしていく決意です。

暑さを吹き飛ばして頑張ります!! (^O^)/