京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2020年2月度文化環境委員会

2020年2月4日

2月4日10時から京都市会第1会議室で文化環境委員会が、湯浅光彦委員長(右京区)のもと開催されました。超激戦の京都市長選挙終了後ほやほやの委員会。「お疲れ様でした」と声を掛け合う和やかな雰囲気で始まりました。

文化市民局から、職員不祥事のお詫びと説明がありました。美術館職員が道路交通法違反の容疑で逮捕されたとのこと。午前4時までの勤務が続いたことを考慮することは当然ですが、無免許運転を繰り返した遵法意識の欠如は問題です。

8人の委員から様々な角度での再発防止等の議論が交わされました。禁止されているマイカー通勤が当然のようにまかり通っていた現状と、それを幹部が認識していなかった事実に驚きです。庁内のコンプライアンス再徹底を望みたいです。

次に「動物園構想」にかかわる市民意見募集(パブリックコメント)についての報告があり、現在の「共汗でつくる動物園構想」策定後10年を迎え、新たに「いのちかがやく京都市動物園構想2020~いのちをつなぎ、いのちがかがやく動物園になるために」の案を取りまとめ、パブリックコメントを募集したものです。

11月から12月までにかけて196人から300件を超えるご意見が寄せていただき、それらを受けて私ともう1人の委員が質疑を展開。私は、「来てよかったと思える創意工夫」「動物がすみやすい環境」「飼育員の重労働への視点」を取り上げて、動物園の発展への取り組みを論じました。

午後からの環境政策局は一般質問のみ。「自然エネルギー電源」「土砂条例」「産廃処理」が取り上げられましたが、私は「脱炭素循環型社会」について質疑。昨年5月のIPCC総会で門川市長が、京都市が2050年CO2排出正味ゼロを達成すると表明したことを受け、実現への取り組み状況と今後の必達への決意を問いました。

激しい市長選挙の直後の委員会ではありましたが、居眠りする委員は1人もなく、熱心な議論が展開されました。選挙中はある意味敵と味方に分かれて政策論争を繰り広げた同士でしたが、ラグビーのノーサイドの精神で健闘を称えあい、お互いを尊重しあって京都市活性化のために切磋琢磨していくことが大事と痛感しています。

2月中旬からは、補正予算や来年度予算を審査する集中審議が始まります。市民の皆さんからお預かりした大切な税金の使い道を議論する重要な議会です。気合を入れて頑張っていこうと決意しています。(^^)/