2019年1月度産業交通水道委員会
2019年1月25日
1月11日の産業交通水道委員会は、市役所からバスに揺られて、京都市産業技術研究所を現地視察しました。中小企業を最新技術の面で支援する機関として、100年以上の伝統を誇る産技研。研究員の方から意欲的にヒアリングしました。着実な成果が積み重なっているようで、ものづくりの発展への期待が高まりました。(写真左)
25日は、市会第2会議室での委員会質疑。交通局の「市バスダイヤ改正」についての報告に対して5人の委員から質問がありました。私も手を上げ、下記の点を論じました。(写真右)
(1) | 市バス事業が赤字に転落する危機に直面しているとの報道があり、市民の関心が高まっている中でのダイヤ改正である。分かりやすさと乗り継ぎの利便向上を図る方針は評価できる。 |
(2) | 運転手のなり手不足が懸念され、人材確保対策が喫緊の課題である。ダイヤ改正に伴って負荷が増えてしまわないよう、ローテーションの在り方を再検討するべきである。 |
(3) | 夜間や休日、観光シーズンなど渋滞時の運転への給与面の「割り増し」を充実するとともに、運転手が市民から感謝されリスペクトされているという実感を持ってもらうような、モチベーション向上への諸施策を工夫する必要がある。 |
(4) | それらを拡充したうえで、乗客サービスとしてダイヤ改正を「23時以降」にも踏み込んでいってはどうか。 |
また、「混雑対策」にも言及し、四条通りの渋滞緩和への具体策を提案しました。それは、河原町通りとの交差点で大量の歩行者が横断するのを待つ左折車が多いことが渋滞の一因であるので、信号切り替えの時間を若干遅らせるか、四条川端交差点のように歩車分離にしてはどうか、というものです。局側は、交通管理者である警察と協議を深めると答弁しました。
ほかに、「地下鉄車両デザイン案」「上下水道局南部拠点予定地の土壌問題」「琵琶湖通船事業」などへの質疑がありました。産業観光局からの報告や一般質問はなく、午後3時前に委員会は終わりました。
いよいよ、来年度予算案を審議する議会が近づいています。市民の皆様からお預かりした税金の使い道を徹底して検証し、具体的な活性化の施策に磨き上げていくための重要な議論が展開されます。責任重大。気を引き締めて頑張ります!