京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2月度教育福祉委員会

2018年2月7日

2月7日10時から市会第2会議室で教育福祉委員会が開かれ、西山信昌副委員長(下京区)とともに参加しました。寒かったですが、熱い議論が交わされました。

まず、子ども若者はぐくみ局で以前からの請願「子ども医療費無料制度」について、2名の委員から議論がありましたが、他都市の事例などを調査する必要があるとの意見もあり、今回は全会派一致で「留保」となりました。

一般質問は、5名の委員から「保育の人材確保」「学童保育」「子どもの貧困問題」などが取り上げられましたが、西山副委員長は「父親の子育てへの支援が今後重要になる」と指摘し、「男親の育児支援を促進する施策を強化したい」との答弁がありました。

次の教育委員会からは市立小学校教員がわいせつ事件を起こして逮捕された事案が報告され、「連続して発生している不祥事への反省が現場に行き届いているのか」「教職員の規範意識が欠けているのではないか」「子どもたちや保護者へのケアが重要」など厳しい意見が続出。重く受け止めて綱紀粛正を厳重に進めてもらいたいと思います。

一般質問は、「就学援助」「小中一貫教育」「高校生の進路問題」「教育負担軽減」などが論じられましたが、私も手をあげ「不登校生徒のフォローアップ問題」を取り上げ、下記のとおり訴えました。

中学を不登校のまま卒業して引きこもりになった人や高校中退した人。それぞれここ数年の市内のデータはどうか。(→引きこもり1%、中退率は全国平均の3分の1との答弁)
どんな具体的支援を実施しているか。うまくいっているフォローアップの事例はあるか。(→スクールカウンセラー充実、進路面でのきめ細かなフォローアップの一環でハローワークとの連携も着手との答弁)
通信制や定時制高校への進学・編入も1つの選択肢ではないか。通信制高校を支援するNPOの行動力が大きな反響を呼んでいる。この方向性も重視するべきではないか。(→教育の根幹にかかわる課題と認識し、通信制などの意も光を当てて取り組むとの答弁)

1月23日に開催された「若草プロジェクトシンポジウム」でも、生きづらさを抱える若者への支援が紹介される中で、大きな反響を呼んでいたので、今回の委員会で取り上げました。今後の施策展開を見守っていきたいです。

最後の保健福祉局からは、前回に5件の報告があったこともあり、今回は特に報告案件はありませんでした。一般質問では5人の委員から「国民健康保険」「介護保険」「成年後見人制度」「民泊問題」「生活保護」などが論じられました。

前回は夜の8時前までかかりましたが、今回はなんと4時すぎに終わりました。明るいうちに市役所を後にするのは久しぶり。2月中旬から始まる市会集中審議(予算市会)への準備の時間が取れて良かったです。

3月中旬まで議論される予算委員会は、市民の皆さんからお預かりした税金の使い道を厳しく検証し、建設的な議論を重ねる中で市民生活に資する政策に昇華する重要な場です。週末には膨大な資料が届く予定ですが、重大な責任を自覚し、着実に準備を進めていこうと思います。頑張ります!! (^O^)/