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5月市会本会議代表質問

2017年5月19日

5月19日10時から本会議代表質問が行われ、私は議員団を代表して質問に立ち、「子供の貧困対策」や「伏見観光の充実強化」など4点の政策課題を取り上げました。前向きな答弁を引き出すことが出来て良かったです。

「子どもの貧困問題」では、子ども食堂などの活動に取り組んでいる団体に対して、様々な情報を提供するプラットホームを構築するなど、具体的な支援の充実を求めました。

門川市長は、今年度を「はぐくみ文化の創造と貧困家庭の子どもへの支援の元年」と位置付け、子どもの居場所づくり事業開設への助成制度やアドバイザー派遣事業などを実施すると確約。

次に、「子育て世帯を支援する住宅政策」では、広い住宅に暮らす高齢者の持ち家を借り上げて子育て世帯に貸し出すという「住み替え制度」の充実を提案。広報啓発を拡充し、窓口の簡素化と見える化を推進すると共に、補助制度の創設を検討すべきと訴えました。

「自転車走行環境」については、外国人観光客が自転車を使用する際に役立つ多言語リーフの製作を要望。ついで、矢羽根タイプの自転車走行推奨帯が普及しつつあるので、啓発を拡充すると同時にアンケート調査を充実してはどうかと提起しました。

市長は、昨年10月に策定したガイドラインに基づく自転車走行環境整備を、来年3月まで京都御苑周辺をはじめ約33Km実施すると表明し、市民や観光客の自転車利用状況の実態調査も行うと答弁しました。

最後に、「伏見観光の充実強化」を取り上げ、京都南部の観光振興をクローズアップし、伏見の観光地を点から線、そこから面へと拡大するコーディネートを重視した振興策を実施するべきであると主張しました。

岡田副市長は、歴史的な節目を迎える伏見の奥深い魅力を発信し、地元や民間事業者と連携してPRを強化すると答弁。伏見区内の回遊性を高め、観光客の流れを伏見全域に広げてまいりたいと具体的に回答しました。

詳細は、吉田たかおのよしだッシュブログで質問文の全文と、答弁の概要を掲載しますので、ご関心ある方はお読みください。

私の後に質問に立った大道義知議員(南区)は、「持続可能な都市の実現」「活字文化の振興」「民泊カルテ」などを論じ、市長から前向きかつ具体的な答弁が出ました。

自民党は3人の議員が「文化庁移転」「市内周辺部の交通」「中小企業振興」「健康長寿」「待機児童問題」などについて質問。共産党は「共謀罪」「原発再稼働」「教育勅語」などイデオロギー的な質問が多かったです。

最後に民進党から「少子化」「観光振興」などの質問の後、無所属議員が「文書質問」という新たな形式での質疑を行い、議事録に記載することとなりました。議場での質疑はなかったです。

22日に補正予算案を審議する予算委員会、23日は付託議案等を議論する教育福祉委員会が行われ、慎重審議の結果29日に討論結了、30日の本会議で採決というスケジュールです。気合十分で頑張ります!!