京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

1月度くらし環境委員会

2017年1月24日

1月24日10時より、市会第2会議室でくらし環境委員会が開会され、久保勝信委員長(山科区)とともに出席しました。2017年が明けて最初の常任委員会です。今まで以上に気合を入れて、地下鉄石田駅前の早朝街頭で奮闘した勢いで臨みました。

環境政策局からの報告聴取や一般質問はなく、文化市民局のみの質疑が行われましたが、タイムリーな政策課題が報告されたので、白熱した議論が展開されました。

まず1つ目は、「客引き行為禁止条例」で定められた禁止区域を拡大するべきとの声を受けて設置された審議会からの答申を受け、錦通り周辺と京都駅前も禁止する方向性が議論されました。これには3人の委員が、きめ細かな地元調整や体制強化の必要性を論じました。

2つ目は、「旧伏見桃山城キャッスルランド第3駐車場活用事業」という、内外から注目されている課題がテーマ。大型ソーラー施設なのか特定の球技施設か、あるいは地域の憩いの公園として整備するのか、様々な可能性があるのですが、どこまでも「市民本位」の姿勢が大事です。

私は、上記2点については短絡的にならないよう、質疑の状況を慎重に見守っています。拙速な結論を先に出して身動きが取れないことは良くないからです。スポーツ振興の在り方の基本姿勢が問われる問題と言えますので、引き続き注目していこうと思います。

一般質問では、「二条城駐車場問題」「美術館ネーミングライツ」「運動公園の在り方」などの課題が活発に論じられました。私も手を上げ、「文化芸術振興イベントの在り方」について下記の通り質疑しました。

(1) 文化庁の京都への全面移転が決定し、文化芸術への関心が高まっている。せっかく多角的なイベントを開催しているのであれば、市民への周知を今以上にきめ細かく推進していただきたい。
(2) 市が主催する行事では、アンケート等で参加者の声を求めている。ぜひ、積極的に今後の企画内容の充実に生かす姿勢を明確にするべきである。
(3) 個人情報提供の意思ある市民には批判的意見への回答を送信したり、各種イベントの事前告知を提供するなどの仕組みも検討するべきではないか。
(4) SNSで情報共有発信する時代。現状では写真撮影禁止が多いが、市民参加の意義からも再考する必要がある。

各種のシンポジウムやセミナーなどに積極的に参加する中で感じた「生の声」をもとに議論しました。世界有数の観光都市として認知されている京都は、多くの方から文化や芸術を注目していただいています。新しい時代を開きゆくモデルケースを提示する使命があると確信し、研鑽を重ねていこうと思います。

さあ、いよいよ、これからが本格的に成長できる時ととらえ、頑張っていこうと決意を新たにしています。頑張ります!!