京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

11月市会集中審議レポート

2016年12月9日

11月25日から12月9日まで、11月市会集中審議が開かれました。恒例の総括レポートをお届けします。

今市会は、国の経済対策に対応した補正予算案を審査。臨時福祉給付金や社会福祉施設防犯対策強化、阪急西院駅バリアフリー工事、市営住宅維持修繕(大受団地耐震改修やエレベーター、外壁改修)、旧安祥寺川等の河川整備、中央卸売市場特別会計などを審査しました。

本会議代表質問は11月30日に8名の議員が質問に立ち、公明党からは日置文章議員(北区)と湯浅光彦議員(右京区)が登壇。まず、日置議員は「ダブルケア問題」「いじめ問題」「京町家対策の強化充実」「公共施設への木材の活用」「中小企業における情報セキュリティ対策」の5項目について質疑。

湯浅議員は、「インバウンド需要による商店街の活性化策と観光人材の育成」「中小企業の海外販路開拓」「高齢者の住宅確保支援」「専門家及び通信事業者との災害時の応援協定」「山ノ内浄水場跡地活用」の計5項目を質疑し、いずれも門川市長から誠意ある積極的な答弁を引き出しました。

12月1日は、予算特別委員会第1分科会の主査として議事の進行を務め、中央卸売市場食肉市場施設整備や農地防災対策事業などを審査しました。「質問できなくてストレスがたまるんちゃうか?」と慰められますが、緊張感あふれる重責なので身も心も引き締まって務めました。(o^^o)

2日は、くらし環境委員会で「エコロジーセンター」および「ロームシアター京都」の指定管理委託についての議案を審査しました。また、南部クリーンセンター工事や文化芸術都市創生計画、交通安全計画などの報告に加え、家庭ごみ袋値下げなどの請願審査が重なり、まさにボリューム満杯。夜8時前にようやく終わりました。フラフラになりましたが充実感でいっぱいです。

この日は私も質問に立つことができ、議案審査や報告聴取での質疑に加え、一般質問で「家庭用ヒートポンプ給湯器」を取り上げました。これは一般に「エコキュート」と呼ばれる室外機器で、500万台普及している中で、低周波による騒音被害で9件係争中とのこと。新聞でも大きく報道されており、タイムリーな質疑となりました。

12月8日に行われた予算委員会と各常任委員会で討論決了されたのを受け、9日の本会議で採決が行われ、市長から提出された議案すべてが可決成立しました。議員提出議案は、公明党が提案した「駅ホームにおける転落事故防止対策の強化を求める意見書」が全会一致で、「安心な社会保障と強い地域経済を構築するための地方財政措置を求める意見書」が共産党と京都党以外の賛成多数で採択されました。

さあ、議会は終わったものの、年末年始の慌ただしい日々が本格的に始まります。激動の1年の締めくくり。体調管理に努めてラストスパート頑張っていこうと思います!! !(^^)!