京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

7月度くらし環境委員会

2016年7月12日

7月12日10時より、市会第2会議室でくらし環境委員会が開会され、久保勝信委員長(山科区)とともに出席しました。

参院選挙投開票日の2日後ということで、各委員はお疲れ気味。(私もですけど・・・) 環境政策局・文化市民局側からの報告はなく、一般質問のみでしたが、重要なテーマが続出したため、俄然、熱い議論が交わされました。

環境政策局では、「商店街廃棄物」「関電株主総会」「焼却灰減量」についての質疑がありました。文化市民局に対しては、委員会として現地視察に訪れた「横大路総合運動公園」についての質問が集中。私も手をあげ「硬式野球場のトイレ」について具体的に質しました。

硬式野球場再整備にあたってトイレの改善は不可欠です。他府県の方々が訪れる大会も開催されているのに、トイレが汲み取り式であるばかりか、女性用は閉鎖されて10数分歩いて体育館近くのトイレを利用するしかないのです。旧埋立地であるという特殊事情ということもあって、数年がかりで地質調査を重ねていますが、その結果が不調ならばトイレが撤去される可能性が出てしまいかねません。利用者に不便を強いることは再整備計画の主旨にもとりますので、地面の中の下水管設置が無理であっても、最新技術を駆使して付近に汚水タンクを設置するなどを工夫するべきと提案しました。

次に、10~12月に予定の「若冲展」を取り上げました。東京展が6時間待ちという大盛況であったという注目度の高い催しです。芸術の秋に本場京都で開催されるのですから、京都ならではの魅力を掘り下げる満足感の高い内容となるよう要望するとともに、長蛇の列が予想されるため「安全対策」の強化を訴えたのです。

期間中は「岡崎ハレ舞台」として、周辺でマンガアニメフェアやレッドカーペットが開催されますし、今と違って夕方には暗くなりますので、多角的な対策を進めるべきです。特に、新装されたばかりのロームシアターで段差などの理由で転倒事故が少なくないので、この点を重視するべきと申し入れたところ、局長自らが答弁に立って迅速な対応を確約しました。

最後に、「二条城」に関する3点を質疑しました。

(1) 5月29日に開催された「二条城の価値を活かし未来を創造する会」に注目している。市民参加促進のため、幅広い広報が重要である。
(2) バス駐車場問題については、一部で反対運動が行われているが、大多数の市民は撤回を求めていない。ただし近隣に公園もあるし、中高の部活でもロードワークがされているので、安全対策をおろそかにしてはならない。
(3) 駐車場予定地の北西部に限定して議論されているから多くの市民が違和感を抱く。安全対策・公害対策・不法駐車対策は四面全てで徹底的に推進していくべきではないか。特に南側の押小路通りの不法駐車問題は重要である。

理事者から前向きな答弁がありました。私は「追求型」ではなく「提案型」の質疑を心がけています。そのほうが建設的だからです。地味ですけどね。(#^.^#)

これからも、多忙な時間を割いて研さんに励み、実りある議論を積み重ねて市民生活に貢献できるよう、頑張ってまいります!!