京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

1月度まちづくり委員会

2016年1月21日

1月21日10時より、市会第2会議室でまちづくり委員会が開会され、曽我修委員(伏見区)とともに出席しました。2016年最初の委員会です。寒い季節ですが熱い議論が交わされました。

午前中の都市計画局では、「京都駅南口広場タクシーショットガン運用」と「京都市住宅マスタープラン中間報告パブリックコメント」について報告があり、私は八条口付近の渋滞や客待ちタクシーが道路にあふれる実態を解決するための決め手の1つである「ショットガン」に期待を寄せつつ、下記の点について質疑しました。

(1) タクシーによる渋滞を抑制する効果だけでなく、自家用車の送迎も注目するべきである。送迎ゾーンが混乱しないための具合的な対策を工夫して頂きたい。
(2) 24時間サービスは利便性向上のためにも歓迎する。だからこそ様々な危機的況を想定する危機管理が大事。機器のメンテナンスや故障対応、電波の受発信機器の故障等の対策をきめ細かく進めるべき。
(3) 歩行者の安全対策も忘れず計画を深めて頂きたい。

次に、先月の委員会でも議論された上京区で建設予定の学生マンションの請願については、行政が行なっている業者への指導について、住民側が「業者よりでは」と疑念を持っていると指摘したうえで、「折り合い」をつけるよう尽力して頂きたいと訴えました。ただ、住民側も業者側も弁護士を立てているとのことなので、議会でのバックアップは限界が出てくるのではないかと思われます。

午後からは建設局。「通学路交通安全プログラム」と「ICT活用土木スマホアプリ実証実験」の2つが報告されました。

私は、「通学路交通安全プログラム」について、学校運営協議会で議題に乗せて保護者や交通安全見守り隊の声を積極的に募るべきと主張。保護者から「我々が知らないうちに協議が終わっていた」というクレームが出ないようにしなければならないと論じました。「おやじの会」の方々との忌憚のない意見交換で「ナマの声」をお聞きしていたのが生かされました。

「ICT活用土木スマホアプリ実証実験」については、下記に点を論じました。

(1) ICTで市民と情報を共有し、市民参加を促進するこの試みは、我が会派で何度も提言していたので、本格的な開発が進んで実証実験にこぎつけたのは喜ばしい。
(2) 実証実験が行われる伏見区と右京区で開催されるワークショップで、「道路陥没だけでなく市街灯も含むこと」「私道など対応できないケースもあること」「警察や府との協議が必要なケースもあること」などの点を丁寧に説明していくべき。
(3) 動画の活用や画像を応用するなど、最新の技術で運用するので、あらゆる事態を想定するきめ細かな計画が不可欠。
(4) 実証実験が終わる3月の時点で、市民参加の検証が大事。現場の声を大事にしてもらいたい。

活発な意見が飛び交う充実した委員会でした。京都市活性化への想いがぶつかり合う委員会に身を置ける幸せを実感しつつ、市民の皆さんから頂戴しているご期待に応えていくため、精進を重ねていきたいと改めて決意しました。頑張ります!