京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

7月度まちづくり委員会

2015年7月23日

7月23日10時より、市会第2会議室で経済総務委員会が開会され、曽我修委員(伏見区)とともに出席しました。梅雨明けしたこともあり、ほとんどの委員がクールビズ姿です。

建設局から、「歩道橋撤去問題」について報告がありました。私は、伏見区醍醐支所前の外環状線で小学生が亡くなるという痛ましい交通事故を踏まえ、交通安全対策に多くの注目が集まっているこの時に歩道橋を撤去するにあたって、地元協議を重視していくべきと訴えました。通学路をはじめ交通危険地帯での安全対策をしっかりと推進する絶好に機会とするよう求めたのです。

一般質問では、「自転車走行環境問題」について、7月17日に第2回走行環境整備ガイドライン部会を傍聴した研さんの成果を発揮するとの決意で質問しました。

(1) 8月に道路に標示するレーンの「実証実験」を実施するとのことだが、雨天時や夜間などを想定したものにするべき。
(2) ツーキニストの疋田智委員が、「自転車右側のハンドルにミラーを設置してはどうか」と提案して頂いた。画期的なアイデアである。京都モデルになると期待できるのでぜひ検討するべきではないか。
(3) 自転車レーン内の雨水マスやマンホールが雨の時などに滑ってしまうリスクがある。グリーチングが滑らないように加工している大阪市の本町通りの事例を研究していただきたい。
(4) 現行のバス専用レーンは、時間制限があるが遵守されているとは必ずしも言えないのが実情である。自転車が歩道からおりて車道を走行するのが当たり前の時代を拓くためにも、欧州のようにバスレーンは公共交通機関と二輪車しか走行できないような徹底を図るべきではないか。

自転車問題は人口減少時代の高齢化社会の安心安全のうえで、極めて大きな課題であると認識しています。今後も引き続き議論を重ねていく決意です。

続いて、いくつかの政策課題についても、妥協を排して建設的な質疑を心がけて奮闘。頑張りました。

(1) 「通学路安全対策」については、このほど「通学路交通安全プログラム」が発表され、8月に最新の実情についての分析を取りまとめるとの方針が公表されているが、すべての学校できめ細かく協議されているのか疑問である。中途半端でなく、保護者や地域の方々に周知し積極的に意見を求める必要があるのではないか。
(2) 「公園の充実」については、5月市会代表質問で西山議員が健康増進を促進するため公園の遊具を活用する必要を提言したので、しっかり進めていただきたい。また私も2月議会で子育て世代の方にとって魅力ある公園を目指すため「保護者対象のアンケート」を提案した。しっかりと実施していくようお願いしたい。
(3) 「公衆トイレ」については、多世代の利用者が利用する公園を重視し、順次計画的に洋式に替えていくべきではないか。高齢者のイベント参加が触れる決め手の1つになるとの意見もある。

最後に、都市計画局に対する一般質問では「市営住宅の安全対策」について質問しました。敷地内の棟間道路の街灯をLED化する事業は、23年度から32年度までの10ヶ年計画で進捗中とのことです。これからも、市民の皆さんから寄せていただいた「ナマの声」を大切に、市政発展に貢献していこうと張り切っています。 (o^^o)

9月議会までの数か月間は議会の公式日程の上では空白が多いので、市民感情からは「何やってんねん!」とお叱りを受けそうですが、この期間は他都市調査や各種セミナー、市民相談現地調査などに加え、地域行事や各種イベントの参列が目白押しで、悲鳴を上げる暇もないくらい多忙な日々が続きます。

まさに「体力勝負」ですが、鍛えの夏に汗を流して、一回りも二回りも成長できるよう、真剣勝負で頑張って参ります!