京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

2月度経済総務委員会

2015年2月9日

1月19日10時より、市会第2会議室で経済総務委員会が開会され、ひおき文章委員(北区)とともに出席しました。2015年最初の常任委員会です。フレッシュな息吹で頑張りました。

雪の降る寒い1日。たくさんの案件を協議したので、委員会が終わったのが午後7時半。クタクタですが、ある意味さわやかな気分です。

まず、選挙管理委員会から、衆議院議員選挙の開票時に伏見区で発生した取り違いミスについての報告がありました。あってはならない重大なミスです。私も手を挙げで質しました。

1. 二重三重チェックしていたにもかかわらずミスが発生し、市選管で発見できず府選管から指摘されたという事実は重い。疲労していることと、開票作業の遅れを取り戻すという事情があったとはいえ、本来しなければならない業務を「省略」したことと、それを見過ごした実態があったことは大きな問題である。
2. 再発防止策を打ち出すというが、マニュアル軽視の体質自体が克服されなければ有名無実となる。人員配置や作業前の点検の徹底、作業中の幹部の在り方など、具体的な改善点を速やかに進めるべき。
3. 再発防止策は伏見区の体制見直しにのみ言及しているが、全選挙区で見直すべきである。

次に、行財政局から2件の報告がありました。京都市芸大が西京区から京都駅東の地域に移転する基本構想が策定され市民意見が募集にされる件については、約1,000名の学生さんのうち半分近くが1人暮らしの下宿生であるので、なちなかの私立大学等で問題になっている駐輪問題を重視するべきであると論じました。近隣住民と融合するための支援策も重要ですよね。

2つ目は、公共施設マネジメント基本計画についてです。これは「防災減災ニューディール政策」を推進するために研鑽を重ねたテーマです。重要な点を議論しました。

1. 施設維持管理や改修の事業は、現在も各局で展開しているが、これを市長を中心とした庁内推進体制を組織して、責任を明確にしたことを大きく評価したい。一層の施策展開が加速することを期待する。
2. 「市民力・地域力を生かしたマネジメント」の具体案として、スマホなどのICTを活用した「土木事務所と市民の情報共有システム」の構築は、11月議会で我が会派の津田議員(伏見区)が質疑したもので大いに期待したい。街灯の球切れや道路陥没などを通報した市民だけにとどまらず、市民の安全のための情報は、多くの市民の共有財産として活用するべき。
3. 地理情報システム(GIS)は極めて重要。沼や沢を埋め立てた立地の公共建築物では激甚災害時に危険度が高い。コストを惜しまず推進するべきである。
4. 市営住宅長寿命化の取り組みを全庁挙げて進めることは非常に良いことである。昨年、長年のこう着状況から本格的にスタートした堀川団地再生計画が軌道に乗っている。この先行事例を研究するべきである。

次に、総合企画局からマイナンバー制度や個人情報保護条例についての報告がありましたが、これは2月市会が始まってから本格的に取り上げる予定ですので、今回は質疑には立ちませんでした。

最後に、産業観光局から「京都市中央卸売市場整備基本計画」についての説明があり、日置議員がグローバルな視座から質問を展開しました。京都駅市西部地域の活性化事業と連動する重要な施策です。大いに注目したいと思っています。

いよいよ、週末の13日に予算案や条例案が発送され、本格的に予算審議が始まります。今年の議会は3月20日までのちょうど1か月間の長丁場。勇気凛々、やる気満々です。頑張りまっせぇ~っ!!